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「毎晩飲まずにはいられない……」 お酒に強い人と、アルコール依存症の境界はどこにある?

『スーパードクターに教わる最新治療」「アルコール依存症」

2019/10/01

依存症患者に共通する「前頭前野」萎縮

 医療機関の診断基準は細かい専門的なものだが、一般の人でもわかりやすいポイントがふたつあると聞いた。ひとつは、先述のお酒が切れると起きる「離脱症状」。

 もうひとつは、3日以上続けてしまう「連続飲酒」だ。それも、日本酒にして1~3合の飲酒を1日に何回も繰り返し、常に身体にお酒が残るような飲み方をする。

©iStock.com

 例えば、あるサラリーマンの場合。金曜日の仕事中からお酒を飲むことばかり考えてしまい、仕事終わりに飲み始めると、土曜、日曜、さらに月曜の朝方まで飲み続け、二日酔いの不快感を消すために締めに一杯「迎え酒」をして会社へ向かうという具合だ。

 このふたつのどちらかが該当すれば、「アルコール依存症であると考えて間違いない」という。思い当たる節があるという方は、ぜひ早めに専門機関へ相談してほしい。

 昨年ある医療機関に飲酒量を減らすことが目的の「減酒外来」が誕生した。予約は1ヵ月待ち。お酒との付き合い方を考える人も増えている。やはり、「酒は飲むとも、飲まるるな」だろう。

 最近の研究によると、アルコールや薬物、ネット依存者には共通点がある。脳のMRI画像を撮ると、意志決定に重要な「前頭前野」が萎縮しているのだ。依存症は、根性論では治せない「病気」なのだ。

(全3回の1回目 次回は10/9になります)

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