9月24日に、結婚を発表された貫地谷しほりさん。貫地谷さんは11月に主演映画『夕陽のあと』で、子どもを生んだのち、生活に困窮し、育てることを諦めるシリアスな母親役を演じる。そんな貫地谷さんに結婚発表直前に聞いていた、結婚と家族観について。(全2回の2回目/#1より続く)

女優・貫地谷しほりさん

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「自分はセーラームーンだと妄想していた」

――ちょっと話題は変わるんですけど、『なつぞら』は日本のアニメの黎明期を描いています。貫地谷さん、昔のインタビューで「小さい頃はテレビはほとんど観てなくて、アニメだけ見ていた」と応えていました。

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貫地谷 正確にはマンガですかね。『なかよし』で『セーラームーン』をずっと読んでましたね。子どもの頃は、自分がセーラームーンなんじゃないかなって妄想していたんです。でも涙が全然幻の銀水晶に変わらず……あっ普通の人間だったんだって気づきましたけど(笑)。

 

――少女マンガが好きだったんですね。『花より男子』のテレビドラマにも出演されていました。

貫地谷 それはたまたまで、出演させていただける機会があったので(笑)。もちろん『花男』も読んでましたね、小学生の頃。

――他に読んでいたマンガで印象に残っている作品はありますか。

貫地谷 読んでいたというか、今もマンガはずっと読み続けているんですよ。

 

――最近の一押しはありますか?

貫地谷 『正直不動産』っていうマンガがあって。あるとき嘘をつけなくなった不動産屋さんが、その正直さで家を売ることに勝負していく(笑)。それを読んで、あっ不動産業界ってこうなってるんだって、いま面白がって読んでいますね。