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雅子さまオンオフ着回しの“国民感覚” 1カ月に3つの地方公務を果たされた「1泊2日」メソッドとは

2019/10/05

genre : ニュース, 社会

仕事とプライベートの両方で着回しできるアイテムを

 令和の時代に、両陛下はより国民感覚に近い在りようを考えられているのではないかと拝察している。近ごろの雅子さまのファッションからも、気が付いたことがあった。

 9月8日、全国豊かな海づくり大会の式典行事に臨席された時、雅子さまがお召しになっていたマリンブルーのノーカラージャケットは、2015年夏に須崎御用邸での静養に入られる際に伊豆急下田駅でお召しになっていたものと同じようだった。

第39回全国豊かな海づくり大会に出席された天皇皇后両陛下 ©時事通信社

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 式典ではホワイトのスカートとお帽子を合わせられることで、フォーマルな場にふさわしい雰囲気に。伊豆急下田駅ではパンツを合わせられていて、長女・愛子さまもご一緒でリラックスされたご様子だった。仕事の場面とプライベートに近い場面の両方で、着回しができるアイテムを取り入れられるというのは、とても一般的な感覚に近いように思ったのだ。

2015年8月、須崎御用邸に滞在されるため、伊豆急下田駅に到着されたご一家 ©時事通信社