先週こんな新聞記事が。
「大阪、ピエロの覆面強盗相次ぐ」(毎日新聞夕刊・10月26日)
捜査関係者への取材によると《上映中の人気映画「ジョーカー」の主人公に似たピエロの覆面だった》という。
強盗犯は11年前の『ダークナイト』を今さら観たのかもとも思いつつ、『ジョーカー』が話題だとあらためて感じたのです。
芸人が主人公で、しかもシビアな内容らしい
私は9月にこの記事を読んでから気になって仕方なかった。
「アメコミ映画、ベネチア最高賞 社会から疎外された男描く『ジョーカー』」(朝日新聞・9月10日)
「上映されるや、熱狂的な支持を集めた」と。一体どんな内容なのだ。
《映画は、精神を病んだ大道芸人のアーサーが悪の道化師ジョーカーに変貌するまでの経緯を、リアリズムに徹した暗い映像で描く。トッド・フィリップス監督と主演のホアキン・フェニックスらがオリジナルの物語として新たなジョーカー像を作り上げた。》
《凄惨な暴力描写で、社会から疎外された男の鬱屈と孤独を表現。実社会にも通ずる貧富の格差などの主題も脚本に盛り込んだ。》
芸人が主人公で、しかもシビアな内容らしい。ますます気になる。
そんなわけで2回観たのですが、まず新聞読み比べならぬ監督のインタビュー読み比べで気づいたことを書きます。