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顔写真の“瞳に映った景色”から自宅を特定……SNS専門家が教える「こんな投稿が実は危ない!」3つのポイント

写りこんだ「マンホールやレシート」から個人情報が漏れてしまう

2019/11/02
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(2)「○○線、また遅延してる!」との書き込みも危ない!

 写真のみならずテキスト情報にも注意が必要だ。地名、店名、駅名など場所を特定できるキーワードはもちろんのこと、それ以外にもあなたの個人情報を特定できる要素は多数存在する。

 例えば、「○○線、また遅延してる!」という投稿を見れば、通勤や通学などでどの電車を利用しているのか容易に想像できる。

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「今日、近所に○○がオープンしました! 超便利!」などと、仮にコンビニ等の開店を知らせる投稿があれば、あなたの居住エリアをかなり詳細に絞り込むことが可能だ。

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 また、「今日から○○に旅行に行ってきます!」といった投稿は、自宅が留守になることを宣言しているようなもの。空き巣に狙われる危険がある。

 SNSアカウントのプロフィール欄でも、必要以上に情報を提供しないよう注意すべきだ。

(3)クローズドな場所への投稿も安心はできない

 LINEグループや、非公開にされたFacebookグループ、1対1のチャットなどでの投稿であれば、外部への流出は無い……と考えるのは危険だ。パスワードを破られることもあるし、ハッキングの可能性もある。

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 また、一部の裏切り者により、内部の情報が流出することも考えられる。リベンジポルノ(別れた腹いせに私的な性的画像を無断で公開する行為)のようなことが起きる可能性も排せない。

 クローズドな場所にも危険は潜んでいるのだ。