私もそれが正解だと思います。
そういう人だと相手も理解すれば、そのうち土日にメールも送られてこなくなります。
彼のような人は、自分の時間を確保するという意識が高いわけです。同じように、必ず夏休みは1週間取るとか、冬は長く休むとか、自分でパターンを決めてしまう人もいます。時間の使い方の上手な人、仕事のできる人ほど休みを取ります。
コツは、年初など、最初に休む日、仕事をしない日を確保してしまう。残りの時間で仕事をこなすようにするのです。
給与から天引きをして積み立てるとお金がたまるように、時間も天引きするのです。
最初に休む時間を確保しないとついダラダラと仕事をして、休む時間がなくなる、そういう人に限って「忙しくて休む暇もない」とボヤきます。何のことはありません、時間の使い方が下手なだけなのです。
ルーティーンから無駄な仕事を取り除く
先ほど記憶の再編集が必要だという話をしましたが、仕事の再編集も必要です。仕事も放っておくとどんどん増えていく。なかには不要な仕事、部下など他の人に回してもいい仕事、後回しにしてもいい仕事もあります。それらを同じようにこなそうとするから無理がきてしまう。
会議の時など「無駄な仕事、省ける仕事は何ですか?」と問いかけることも有効です。
ルーティーンになっている仕事でもよく考えるとやらなくてもいい仕事、作業がある。
それを皆で考え、意見を言ってもらう。
「朝礼を毎日ではなく、週に3日にしましょう」
「報告会議は週1回ではなく、2週に1回にしてもいいのでは?」
とりあえず半年間やってみる。それで支障があれば元に戻せばいい。
私は今もこれを大学でしょっちゅう提案していますが、元に戻すことになった案件はほとんどありません。意外に省いても業務に差し支えなかったということがたくさんあるはずです。
仕事ができない人ほど「時間がない」と言う
「愚か者は簡単な仕事を複雑にする。普通の人は普通の仕事を普通にこなす。一流の人物は難しい仕事をシンプルにこなす」という言葉があります。仕事は常にいかにシンプルにこなすかを考える。