発売とともに、業界内外を騒がしている異色のコラボ増刊「ビームス×週刊文春」。ビームスと各界著名人の秘話を追った特集「大型ワイド ビームス人秘録」からDeNA石川雄洋選手のエピソードをご紹介!
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今年プロ入り15年目で、1000本安打を達成した、横浜DeNAベイスターズの石川雄洋選手(33)。「恐れず飛び込めベースへ」という応援歌通りの泥臭いプレーが印象的だが、ベイスターズのおしゃれ番長としても知られ、若手時代は寮の空き部屋を衣装部屋に使っていた伝説も持つ。そんな彼が今回、チームメイトに配る記念品の製作をビームスに依頼したと聞き、小誌取材班は本社を直撃した。
「ゴルフのホールインワン賞じゃないですけど、野球選手も記録を達成した時は記念のTシャツを作る習慣があるんですよ」
スタイリッシュな社屋にびびりまくる小誌記者に、クリエイティブディレクターの窪浩志氏は温和な笑みで答える。言うまでもないが窪氏もめっちゃおしゃれ。
「『窪さん、Tシャツ作りたいんですけど』って(石川選手から)連絡があって」
そう言ってLINEの画面を我々に見せる窪氏。そこには氏の「1000本安打おめでとう!」というメッセージに対して、すぐに石川選手が記念品製作の依頼をしている記録が!
「だけど僕『Tシャツやめれば?』って言ったんです。そしたら『え……ダサいっすか?』って。『いや、もらっても着ないじゃん。パジャマになるよ』って言ったら『確かに』って、すぐに納得して」(同前)
ここから、おしゃれ番長一世一代の“理想の記念品”選びが始まる。