今秋、アマゾンプライム・ビデオで配信された婚活リアリティーショー『バチェラー・ジャパン』のシーズン3が話題だ。才色兼備の独身男性(バチェラー)のパートナーの座を20人の女性が競い合う。イラストレーターの辛酸なめ子さんは「バチェラーの口癖を真似(まね)た“友永構文”がSNS上ではやるなど、番組の余波が続いています」という——。

「バチェラー・ジャパン」公式ツイッターより

衝撃の結末でバチェラーに敵意むき出しの女性視聴者

「『バチェラー3』を見たらすごいショック。男は結局、顔なんですね」
「もう男性不信になりそうです」
「バチェラーの友永さんは『強い女性がいい』とか言ってましたが、彼が最後の最後に選んだ岩間さんの強さって(ライバルの女子同士の)マウンティングでも決して負けないという類いの強さなのでは……」

最近、知人の女性たちに、アマゾンプライム・ビデオで配信された婚活リアリティーショー『バチェラー・ジャパン』のシーズン3(2019年9~10月に本編全10話を配信)についての思いを吐露されることが多くなりました。特に後述する衝撃の結末で、“主人公”のバチェラーである男性に対する敵意をむき出しにする女性が多いのが特徴です。

ADVERTISEMENT

このシリーズは、「バチェラー」と呼ばれる1人のハイスペックな男性に20人の美女がアプローチし、パートナーの座を得ようとする様子を観察する内容。その“選抜レース”で、誰が残り誰が脱落するのかが毎回の見どころで(毎話の最後に、バチェラーが赤いバラを渡して残す女性を決める)、最後に運命の相手がひとりだけ残る、という構成です。

バチェラー友永真也氏は最初、小室圭さん級の好印象だった

3代目バチェラー・友永真也氏は貿易会社を経営し、フランス語が堪能で、フェラーリやポルシェなどを乗りこなすイケメン。「運命の相手を探しに来ました」「求めているのは心が強い女性」というのが口癖です。

フランス育ちで家も資産家(父と兄は医師)という素晴らしいスペックの持ち主で、不肖私も最初の3話まで見た時点では好印象しかありませんでした。自分にアプローチしてくる女性たちの思いを真摯(しんし)に受け止め、優しい笑顔で女性を見つめる姿に博愛精神すら感じたのです(ちなみに、あの小室圭さんもメディアで紹介された当初はすごく好印象だったので、自分の見る目には自信がありません……)。