阪神先発陣なみの高確率で燃え上がってしまう
確かに、振り返ると結果としてはあちゅうさんはネット民のネタにされるようなことしかしていない。今回と同じBuzzFeedで女性の隠れた性的被害を訴える #metoo 活動に乗っかって電通時代の体験をブチ撒けるも、横から「はあちゅうさん自身が知人女性を広告代理店上層部に斡旋してきたのではないか」と懸念を投げかけられたり、「お前が性被害を訴える前に、あれだけさんざん童貞を馬鹿にしてきたのに、それはないんじゃないか」とほうぼうから批判をされて、しまいには凄くいい人風のAV男優しみけん師との事実婚が明らかになると、日本の #metoo 活動全体を強制お通夜にしてしまったりする。何という破壊力。
今回の血液クレンジング然り、脱税発覚の青汁王子然り、各種はあちゅう有料サロン然り、薬物で逮捕されてしまったKAZMAX(吉澤和真)さんとの交遊然り、高知で消滅しそうなイケダハヤト師然り、謎の幻冬舎刊行ラッシュ後の総帥・見城徹さん大炎上然り、はあちゅうさんが関わった先は阪神先発陣なみの高確率で燃え上がってしまいます。
歩くデスノートばりに、はあちゅうさん自身が突撃していった先は手あたり次第にぶっ壊れてしまうのはなぜなんでしょうか。それも、別にはあちゅうさんが主体的に悪い、というわけではないのです。単に、行った先がなぜか自動的にアカンことになる。はあちゅうさんのツモが悪いのは、はあちゅうさん本人がそういうものを呼び寄せてしまうのか、妙な人たちばかりがはあちゅうさんと志を同じくしてつるむのか、あるいははあちゅうさんの目利きが悪いのか。
100%ピュアな善意で声をかける私たちをも……
むしろ、みんなで掛け声挙げながらはあちゅうさんの足を引っ張ってあげないと、行く先々で惨事が起きてしまう。私たちは、はあちゅうさんのアンチ活動をしているのではなくて、大炎上を食い止めているんですよ。みんな誤解しているんですけど、ここまで一度しかない人生であますところなく身体を張り続ける女性はいないと思います。はあちゅうさん、めっちゃ頑張ってる。頑張ってるけれど、付き合う友人が良くないのか本人に目利きのセンスがないのか、ろくでもない物事やツモばかりでボロボロになってるんじゃないかと感じます。だから、何をしても、いつの間にか大炎上しているのです。
格闘家の青木真也さんが「はあちゅうはアントニオ猪木」とその本質を余すところなく表現し、ネット民すべての首が縦振動する感動巨編の一節がありました。が、はあちゅうさんの、その「自分の思うように、他人は自分を評価してくれないと死んじゃう」雰囲気というのは、単にはあちゅうさんに対して「いや、さすがにそれはやめておいたほうが」と100%ピュアな善意で声をかける私たちをもアンチと位置づけ、ブロックの対象とされてしまう悲劇を常に引き起こします。
常識的にはね、そういうことはしないんですよ。大丈夫ですか。そういう心配する声もはあちゅうさんの目や耳にはアンチ発言と捉えられてしまいます。つまり「それは不適切なことだからやめておけ」という老婆心からの忠告も、はあちゅうさんの猛る突破力からすれば抑止にならないということだと思います。