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意外と深かったローソンと『エヴァ』の縁

 実のところローソンと『エヴァンゲリオン』シリーズの縁は深い。

 シリーズ初期からコラボレーション企画を何度となく実現し、箱根には店ごとエヴァ仕様の「第3新東京市店」が出現したこともある。ローソンはノリがいいコンビニなのだ。

『エヴァンゲリオン』シリーズは、実在する商品などが登場することでも知られているが、次ページの画像にもあるように、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』では、ローソンの店舗がそのまま登場しているのが確認できる。

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『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』より ©カラー

『エヴァ』のスタッフに差し入れるなら、「ローソンのおにぎり」しかあるまい。

 ローソンにとっておにぎりは、その数多のアイテムの中でも最重要商品の一つに位置づけられる。看板ブランド「おにぎり屋」を擁し、何度も果敢なリニューアルを繰り返し、改革を打ち出してきた。

 徹底的に味と品質にこだわり、おにぎりに高級路線を持ち込む先鞭をつけたのもローソンであったし、2018年大ヒットを飛ばした「悪魔のおにぎり」が記憶に新しいように、常識に囚われない挑戦もまた、その特徴である。

 早速ローソンに、『シン・エヴァ』スタッフに差し入れるおにぎりを選定してもらった。いずれも売れ行きのよい、基本でありベストでもあるおにぎりたちだ。

 エントリーしたのは、次の10種類。

・金しゃりおにぎり 焼さけハラミ
・金しゃりおにぎり いくら醬油漬
・手巻おにぎり シーチキンマヨネーズ
・手巻おにぎり 焼鮭ほぐし
・手巻おにぎり 紀州南高梅
・手巻おにぎり 日高昆布
・悪魔のおにぎり
・和風シーチキンマヨネーズおにぎり
・もち麦入りおにぎり 枝豆と塩昆布
・わかめごはんおにぎり

 それぞれのおにぎりの特徴は、下の表をご覧いただきたい。

※パッケージは差し入れ当時のものです。

 さて、当初考えていた「おにぎりダービー」のルールはシンプルだった。

 スタッフには、差し入れたおにぎりを一つ手にとってもらうごとに、シール1枚を投票用ポスターの「そのおにぎりの欄」に貼ってもらう。つまり食べたものに投票してもらう方式だ。

 だが、ここに落とし穴があった。