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 黒羽氏が取材していた2010年当時、すでにSNSが普及し、若者と中年の距離が変化し始めていたという。男たちは、少女たちをどんな環境に引きずり込むのか。

「男の家は普通のワンルームが大半でした。女の子たちは男の部屋にあるマンガを読んで暇を潰したりしているようでした。男たちは、最初は『かわいいね』と褒めたり、ご飯を準備したりして、口八丁手八丁で女の子を安心させて家に誘い込む。でも、やはり『ある程度、日が経つと女の子に手を出す』という男が多かった。少女たちも、あまりに薄気味悪い人だと逃げたりしますが、切羽詰まっているので許容範囲なら泊まります。早い子は、1泊2日くらいで次々に“神”を変えていきますが、一方で、居心地が良ければ数カ月単位で男の家に泊まる子もいました」(黒羽氏)

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女の子の顔を見たり、会話したりするだけで…

 肉体関係を必ずしも求めないとされる“パパ活”の延長で“神待ち”する少女も多いというが、黒羽氏は「神の仮面」を被った男性から出た本音が、今でも忘れられないと話す。

「少女と住んだことのある男に、『なぜ法を犯してまで、こんなハイリスクなことをするの?』と聞いたら、最初は『かわいそうなので、役に立てればと思った』などと建前を言う。しかし、いろいろな質問を重ねていくと、結局は『見ているだけでドキドキする素人がいいんだ。プロ(風俗嬢)は薄汚れている』などと本音が出はじめる。

 さらに、『学生時代にモテなくて同級生に相手にされなかった』など、過去の思いを引きずったような話も出てくる。それまで素人の女性と縁がなく、自分に劣等感を持っていて、経験できなかった10代の子との接触を取り戻そうとしているわけです。『手を出したら離れていってしまう』という思いがあるから、すぐに肉体関係は持たない。ある男は『女の子の顔を見たり、会話したりするだけで、本気で勃起できました』と興奮して話していたのを鮮明に覚えています」(同前)