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「桜を見る会」問題は「年が明けたら雰囲気は変わる」の既視感 4年前の“あの出来事”でも

とりあえず閣議決定の“裏ワンチーム”

2019/12/20

 この見出しのインパクトはすごかった。

「『令和』改め『反社』おじさん」(日刊ゲンダイ・12月13日付)

 ゲンダイ師匠は「反社の定義まで都合良くひっくり返すのは公私混同の極み」として、菅官房長官の新しい愛称「反社おじさん」を発表してしまった。そのリズムから「ハイサイおじさん」に引っかけている可能性も。沖縄に冷たい官房長官に対して「♪反社おじさん♪」と絶対に歌ってはいけない。絶対にだ。

「令和おじさん」として人気を博した菅官房長官 ©︎文藝春秋

自民党幹部は「うまく逃げ切った」

 さて今回は新聞でよく見る「関係者の言葉」に注目したい。

 というのも政府・与党側の本音が行間から伝わってくるから楽しみなのだ。たとえば国会閉会の前後で自民党内部の本音がポロポロ漏れていた。

「政権は自信『逃げ切った』桜を見る会、幕引き図る」(西日本新聞・12月3日)

《自民党幹部は「うまく逃げ切った」》

 やはり説明から逃げていた自覚はあったわけだ。最高!(いや最低と言うべきか)

「桜を見る会」での安倍晋三首相 ©︎AFLO

 説明しない首相&官邸に関しては、

《「官邸のご機嫌うかがいばかりだ。『言論の府』としての誇りを忘れてしまったのか」と嘆く。》

 という「自民党ベテラン」の言葉を見つけた(信濃毎日新聞・12月10日)。こういう時は野党より自民党内部の言葉が心に重たく響く。