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「グレタさんに、叱られる」日本の環境後進国ぶりを嘆く

そしてなぜマウンドには小泉進次郎が登っているのか

2019/12/19

グレタさんは中国共産党に操られている?

 グレタさんが世界で暴れることそのものを目的として、お金持ちだけど手段を選ばない大人たちがうまい具合にグレタさんを操っているのではないか、と批判をされるのもまた、まあ分からんのではないのです。

 さらには、このグレタさんは日本を含む先進国の指導者に対しては怒りをあらわにしながら環境対策の遅れを指弾する割に、世界最大の二酸化炭素排出国である中国に対しては「途上国である」として特に何も言わないことから、グレタさん周辺にいる「スポンサーの役割も果たす大人」の中に中国共産党の代理人が混ざっているのではないかという憶測まで飛び出す始末です。

 さすがにマズいと思ったのか、グレタさんはなぜか香港デモ問題で香港市民に心を寄せるツイートをして、中国系媒体からたしなめられるというムーブがありました。グレタさんが活動する価値の本丸は環境問題のはずなのに、それについてはいまだに触れずじまいですし、さすがにスポンサーを見透かされてるなあと思うところはあります。

©iStock.com

 それは差し引いても、行き過ぎたグローバリズムが引き起こす、人類の活動による環境破壊や大気汚染は深刻だとグレタさんが訴え、その内容が騒ぎになるたび、背後関係は別としてグレタさんの言っていることは正論のためみんな何となく襟を正します。グレタさんに言われたから出張で飛行機に乗るのをやめるかと言われると微妙ですが、せめてマイカー通勤の半分を電車などの公共交通機関や自転車などに振り替えてみようかと思う人はいるかもしれません。そういう行動を促す言葉の強さを持つグレタさんについては、引き続き右と左に分かれて議論が起きながらも、「でもやっぱり環境問題って大切だよな」と気づく人が増えれば少しは世の中良くなっていくのでしょうか。

「化石賞」受賞に嬉しそうにドヤ顔で

 グレタさんに「環境のために鉄道を使え」と言われて、首都圏に住む日本人として「えっ、これ以上この満員電車が混むんですか」と思わずにはいられませんが、そう考えると凄くエコな面もある我が国の環境大臣は小泉進次郎さんです。

スペインの首都マドリッドで開催されたCOP25に出席した小泉進次郎環境相 ©AFLO

 で、その小泉進次郎さん先日「化石賞」を受賞して、まあ要するに環境対策に後ろ向きな連中を馬鹿にする賞なのですが、どういうわけか小泉さんが嬉しそうにドヤ顔でコメントをしてました。おい進次郎、おまえナチュラルに馬鹿にされてるんだよ。「ああ、かなり本格的に分かっていないんだな」と思ったりもします。

 しかし、それでもこの人が環境大臣なのには理由があって、衝撃のデキ婚で突然政界のプリンス小泉進次郎さんの奥さんに納まった滝川クリステルさんという風評が微妙な女性がおるわけですけれども、この人がまたカーボンプライシング(≒炭素税)導入を唱えるWWFジャパンの特別顧問なんですよ。