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14組のM-1歴代王者「1番スゴかったのは?」 3位笑い飯、2位中川家、では1位は?<500人アンケート>

14組のM-1歴代王者「1番スゴかったのは?」 3位笑い飯、2位中川家、では1位は?<500人アンケート>

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気になる1位はやっぱり“あのコンビ”

 943点と2位に2倍以上の得点で堂々1位になったのは第7回(2007年)王者のサンドウィッチマンだった。

 2位には、初代王者(2001年)の中川家(441点)。そして3位は、第1期M-1のラスト(2010年)を飾った笑い飯だった(193点)。以下、先日10年ぶりに復活したアンタッチャブル(168点)、ブラックマヨネーズ(160点)が続く(※なお1人につき、3組を選び〔1位3点、2位2点、3位1点〕、合計得点で計算している)。

 では「一番印象深い」歴代王者ベスト10を各チャンピオンを“推す”具体的な理由とともに見ていく。

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こちらがベスト10。1位サンドウィッチマンと2位中川家に得点が集まった

【1位 サンドウィッチマン(2007年、第7回) 949点】

 圧倒的な票を集めたサンドウィッチマン。なんと言っても史上初、敗者復活戦からの優勝が強烈な印象を残したようだ。

「史上初の敗者復活戦からの優勝でしたから、“一度死んだ命”なので尚のこと印象が強いです。あの年はレベルが高かったですね」(28・男性)
「大井競馬場から敗者復活、勢いのままに決勝に残り、チャンピオンに輝く。シンデレラストーリーを地で行くその姿は鮮烈でした」(49・男性)

 しかも、このM-1まで2人は全国的に全くの無名だった。

「ネタが面白いのは当然として、大手芸能プロダクション所属ではない、全く無名のコンビがチャンピオンになったから」(45・男性)
「無名であったサンドイッチマンがあれよあれよと言う間にM-1王者になった。オジサンシンデレラである」(54・女性)
「オール巨人師匠が『なぜこのコンビが決勝戦に進んでなかったのかが不思議』と言ったのが印象的」(51・男性)

第7回(2007年)優勝のサンドウィッチマン。伊達みきお(左)と富澤たけし

 何より、初めて見る2人の見た目に驚いたという人も。

「えっ?誰?この強烈な見た目インパクトのコンビは!?とまず衝撃を受け、さらにネタの面白さに驚きました。」(36・女性)
「ガラの悪いコンビが出てきてうわっと思ったのもつかの間、その面白さに一気に引き込まれていきました」(37・男性)

 そしてM-1後の活躍も一番ではという意見。

「現在もNHK・民放の垣根を越えて毎日のようにテレビ出演している」(71・男性)
「様々なテレビ番組に出てきて笑いを誘ってくれる。若者から高齢者まで幅広い年齢層に受け入れられている数少ないタレント」(77・男性)
「東日本大震災被災者への支援をやっかみを言われようとも、やり続ける彼らがいるのも、この優勝があったからと考えると感慨深いです」(46・男性)