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2位中川家と3位笑い飯を“推す”理由は?

【2位 中川家(2001年、第1回) 441点】

 M-1の歴史はこの2人の優勝から始まった。

「第1回の優勝者中川家はこのコンテストの重さを初めに示してくれたチャンピオン」(41・男性)
「記念すべき初代チャンピオン。正統派であり、その後の活躍もめざましい」(54・男性)
「第1回でみんなすごい緊張してる姿を今でも覚えてる。その中で優勝候補と言われてた中川家はやっぱり1番面白かった」(46・女性)

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 そして本当の兄弟による漫才ということもインパクトを残した。

「兄弟漫才の先駆け。彼らほど息の合った本格的な漫才は未だ無いくらい最高」(55・男性)
「礼二(弟)が、剛(兄)をリードして、トークがテンポ良く進む」(53・男性)
「兄弟漫才の面白さを教えてくれたこのコンビ。弟のツッコミを受ける兄のボケが最高だと思う」(65・男性)

2001年、初代王者になった中川家。兄の剛(左)と弟の礼二

 またその“正統派”のスタイルを支持する声も。

「関西漫才の王道である『しゃべくり漫才』を見事に現している」(68・男性)
「しゃべくりの王道を目指せるコンビとして前から応援していた」(82・男性)
「昔ながらのしゃべくり漫才。安定した面白さで、今でも若手・中堅で中川家を超える人たちはいないと思うくらい面白い」(54・女性)

【3位 笑い飯(2010年、第10回) 193点】

 第2回から第10回まで最多9度ファイナリストになり、ようやく掴んだ優勝だった。

「あの独特な漫才でしかもずーっと善戦はしてもダメだったので優勝した時は見ているこっちが安堵しました」(44・男性)
「優勝にあと一歩というところを何度も繰り返しやっとM-1を獲れた印象がすごくあったから」(41・男性)
「毎年優勝候補でファイナルで負け続けてきたダブルぼけ漫才の実力は大したものです」(64・男性)

第10回(2010年)王者の笑い飯。西田幸治(真ん中)と哲夫(右)

 2人の革新的なスタイルにも支持が集まった。

「笑いのセンスが独特で、かつ面白い。横山やすしの流れをくむ、アウトローな感じもいい」(65・男性)
「M-1の歴史で鳥人を越えるネタは他にないと思います」(36・女性)
「ダブルのボケと、後半畳み掛けるようにわ~っと速いテンポで不条理な笑いを次々と仕掛けて来るから。大好きです」(55・女性)

 またこんな声もあった。

「歴代のM-1優勝者は有名にはなりますが、その分、ピンでの活躍など漫才を披露する仕事が減っているように思います。その中でも、笑い飯は地方の営業など、漫才を大切にしている印象を受けます」(45・男性)