昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

上坂すみれ×春日太一「激アツの“戦車映画”『T-34』を見るべきこれだけの理由」

「上坂さん、見ました?」「無論ですね。メッチャよかったです」

ミリタリー好きの観点からもアツい

春日 こんなに戦車が人間のように動く姿、これまで映画でもなかなか見られなかったですよね。かっこよかったなあ。

上坂 ほんとに。『T-34』、観たら絶対みんな応援したくなりますよ。それから『鬼戦車T-34』っていう元ネタの映画もすごい好きです。

春日 そうか、あれもちゃんと観てるんですね。さすがだな。

上坂 あれはソ連映画をお勉強し始めた時にちゃんと見ようと思って。もちろんソ連時代の製作ですから撮影も実機が使われているんです。しかも絶妙に戦後の戦争映画っぽくて、花畑を横断したりして。

©文藝春秋

春日 結構ユルい感じが入るんですよね。

上坂 逃走劇と言うには――燃料が切れることもあんまり気にせず頑張って走っていましたし。

春日 あの頃のソ連映画はなんか牧歌的な感じがする。

上坂 そうなんですよ。あのゆるめのお話がすごい好きで。でも、今回の『T-34』はそうじゃなくて――。

春日 牧歌的の対極。激しい戦車アクションの応酬。

上坂 VFXも使って、戦車の弾と弾がカーンと当たったり。『シティーハンター』かい!みたいな。

春日 たしかに! 弾同士が当たって軌道が変わる。こんな使い方があったかと驚きました。

上坂 激アツ!

春日 ミリタリー好きの観点からもアツいんじゃないですか?

上坂 徹甲弾と榴弾の使い分けとか。それから戦車は前の装甲が分厚いから、下を狙って撃って爆発させるとか。

春日 さすが、チェックしてるなあ。

© Mars Media Entertainment, Amedia, Russia One, Trite Studio 2018

ガルパン好きにもオススメ!

春日 T-34に乗る4人がまたキャラクターがいいです。

上坂 いいですよね。「この中で一番の命知らずは誰だ」って主人公に聞かれたら「俺でしょ。早く命令してよ」って名乗り出たり。

©文藝春秋

春日 あそこ、熱かったなあ。

上坂 ロシア兵らしくてとってもよかったですね。

春日 歴戦の勇士っぽさがリアル。

上坂 『ガールズ&パンツァー』っていうアニメがあるんです。「戦車道」っていう戦車を使った部活が舞台で、学校に残ったボロボロの戦車を復活させるっていう話なんですけど、この映画は『ガルパン』好きにも勧めたいです。

春日 ああ、確かに似たとこありますね。あれで戦車にはまった人は、今度は『T-34』を試してみてほしい。

上坂 実写版『ガルパン』なので。

春日 運転してるのがオッサンなだけで、あとはほぼガルパンですからね。

上坂 違いは血が出るオッサンっていうだけ。