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【九度山・真田ミュージアム】真田三代の軌跡が丸わかり
九度山に来たらぜひとも訪れたいのが九度山・真田ミュージアムだ。NHK大河ドラマ「真田丸」放送を記念して2016年3月13日にオープンした施設で、常設展示では真田昌幸・信繁・大助の三代の生涯を豊富な史料やパネル等で詳細に解説している。
館内は以下の7つのエリアで構成されている。
- 上田時代:信州・上田から関ヶ原の戦いまでを書簡や史料で解説。
- 九度山時代:九度山時代を書簡や史料で解説。特に、信繁が関ヶ原の戦い後、再び大坂へ出陣するまでの九度山で過ごした14年間をドラマ仕立てにした映像は必見。
- 大坂の陣:大坂冬の陣・夏の陣での戦いをパネルやCG映像「大坂の陣合戦解説動画」を使って詳しく解説。両軍の動きが手に取るようにわかる。
- 九度山異聞:来るべき豊臣と徳川の全面対決に備え、さまざまな仕掛けが施された真田のからくり屋敷を再現。観るだけではなく体感できる楽しさがある。
- 真田伝説:江戸時代、ヒーローとして庶民の喝采を浴びた真田三代の錦絵や書物が展示されている。
- 十勇士伝説:真田幸村に仕えたとされる10人の異能の十勇士と九度山で生まれた大助が十勇士に鍛えられ、ひとりの武士に育っていく様子がコミカルなミュージカルアニメで楽しめる。
- 大河ドラマ展(2017年2月28日まで):出演者のパネルや実際にドラマで着用した衣装や小道具などを展示。ここでしか見学できない展示物もあるので、ドラマ「真田丸」ファンも必見だ。
各コーナーでは数々の真田ゆかりの品々や映像が展示されているので真田の世界にどっぷり浸れる。オープン以来、来館者数もうなぎ上り。10月現在で15万人を突破、「真田丸」放送終了までに20万人突破は確実視されており、真田人気の高さがうかがえる。
九度山・真田ミュージアム
所在地:和歌山県伊都郡九度山町九度山1452-4
電話番号:0736-54-2019(大河ドラマ「真田丸」くどやま推進協議会[産業振興課真田丸推進室内])
交通アクセス:九度山駅より徒歩約10分。真田庵から徒歩2分
入館料:大人(高校生以上)500円、小人(小学生・中学生)250円 ※当日券
開館時間:9:00~17:00(最終入場16:30)
※大河ドラマ展期間中無休(平成28年3月13日(日)~平成29年2月28日(火))
取材協力/岩倉哲夫氏、九度山・真田ミュージアム、九度山町産業振興課真田丸推進室