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なぜトランプ大統領はイラン攻撃の手を緩めたのか

中西輝政・京都大学名誉教授が地政学で読み解く

source : 週刊文春デジタル

genre : ニュース, 国際, 政治

「オバマの路線が政治の舞台から消え、他方、ネオコンの残党がワシントンを跋扈する中、『再選ファースト』のトランプをめぐって、2020年のアメリカは外交と国内政局の双方が混乱を深めるでしょう。その結果、ワシントンの勢力均衡が崩れて空転に歯止めがかからなくなる可能性があります」

イランの司令官殺害に抗議し、米国旗を燃やすデモ参加者(イラン・テヘラン) ©時事通信社

 そして、アメリカ政治が意思決定できなくなり、世界情勢の混乱に拍車がかかってしまうというわけだ。

日本が取るべき針路は?

 そんな環境下、日本はどんな針路を取ればよいのか。

「まず、ポイントとなるのは『リスク』としてのトランプ政権のアメリカの行方です。大統領選挙の結果によっては、日米同盟も大きく変質していく可能性がある。日米同盟を維持しつつも、いかに自立的な安全保障能力を高め、同時に周辺諸国との関係の調整に努める外交戦略を早急に検討する必要があります。

 日本は、宿命として、今後もつねに中国とアメリカという2大大国の『リスク』に付き合わねばならない。そこで最も大切なのが、日本の基軸となる価値観です。一方で国力の向上と日本の文化や伝統の回復というテーマを追求しつつも、『自由と民主主義』という、この70年で日本が熟成してきた保守本流の戦後民主主義という理念に、常に立ち返ることが必要です」

中西輝政氏 ©文藝春秋

 中西氏は他にも、「週刊文春デジタル」の新年インタビューで次のようなテーマについて語っている。

・「韓国の暴走」は令和時代を方向づける
・“裸の王様”習近平の中国は「10年もたない」
・「アイデンティティ」の時代に突入した世界
・ドイツでの台頭する極右勢力の分析
・香港デモ対応で問われる日本の「世界史的使命」

 中西氏のインタビュー全文「《1万字でわかる2020年の地政学》『韓国・文在寅の暴走』は米中のパワーバランス崩壊が生んだ“大事件”だった!」は、「週刊文春デジタル」で公開している。

文春リークス

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