「前夜にチャールズ皇太子がヘリコプターで到着しました。13日午前11時20分に窓に曇りのかかった車でハリー王子が城の裏口から入りました。できるだけ寛いだ雰囲気で、という女王の考えで、とりあえずこのメンバーで昼食をしながら話し合いが始まったようです。午後1時45分にウィリアム王子自ら運転する、顧問を助手席に乗せた車が到着して、予定通り午後2時から会議が始まったのです」(英王室記者)
参加したのは女王、チャールズ皇太子、ウィリアム、ハリー両王子。ほかに女王が全幅の信頼を寄せる顧問官ともう一人の補佐官、残り3人もそれぞれ1人ずつ顧問官が同席した。
「ハリーが最も尊敬する女王の夫君フィリップ殿下(98)は高齢でしかも病み上がりのため、城内に居ながら会議参加は無理でした。会議には、両王子が子供時代、仲良くアフタヌーンティーを嗜んだ思い出の読書室が使われました。会議は90分足らず。午後3時半にまずチャールズが城を去り、続いて両王子が別個の車で城を後にしました。午後5時には、女王は日課通り、一人、アフタヌーンティを始めたそうです」(同前)
会議の内容は一切明らかになっていない。またどのような形でメーガンが会議に参加したか、実は不明だ。欧州の王室関係者が想像する。
会議の内容をカナダのメーガンに電話で進行係が朗読し……
「おそらく会議の司会は女王の顧問官が務め、冒頭に昼食の間に煮詰まった大筋を説明する。チャールズ、ハリーそしてウィリアムが感想を述べ、最後に女王がとりまとめ、この内容をカナダのトロントのメーガンに電話で進行係が朗読し、発言を促されたメーガンが女王と言葉を交わす。顧問官たちは会議を通じ法律、財政、手続きについて補足する――。おそらくこんな流れだったでしょう」
そして夕刻、短い王室声明が発表された。
BBCはじめ待ち構えた報道陣は慌てて、女王が2人の意向を「理解し尊重する」と、大筋で承認する声明を出した、と世界中に伝えた。ところが……。