やっと舛添都知事が辞職。都民の皆さんも一安心といったところかしら? とは言っても百条委員会設置は否決、議会もあいまい。多くの疑惑が残ったままで都民への挨拶もなく、最後まで大人になれなかったわね。
次の都知事選の日程も発表になり、今度こそしっかりとした人を選びたい。でも七月十四日告示、三十一日投開票って、ちょっと早すぎやしない? 一国の大統領にも匹敵するという重責を負う人物を、二週間余りで決めろなんて。日本の選挙制度って、どうしてこうも短期間で決着をつけようとするのかしら。もっと冷静に人物や政策を検討しようっていう議論がなぜ起こらないの。これだから舛添さんみたいな、セコイ人が知事になっちゃうのよ!
例えばアメリカでは、予備選挙から投票日までに一年弱も時間があるわよね。テレビ討論やディベートも活発に行われ、お年寄りから子どもまで、候補者をしっかりと見極めることができるの。ところが国政を含め日本の選挙ではそんな時間は全く用意されていないから、結局は知名度重視の人気投票になりがちなんです。これでは第二、第三の舛添が生まれるのも必然よね……。
今、候補者として名前が報道されているのは、東国原さんや橋下徹さん、小池百合子さん、ワタミの渡邉元社長も意欲を見せているとか。これまでの都知事選を見ると、告示日ギリギリに立候補を表明した方が得な「後出しじゃんけん」が主流。これからアッと驚く候補が出るのかもしれません……でもいきなりドロンッて忍者のように出て来られても、都民は困るわよ!
そうそう、橋下さんといえば、先日また彼の番組に出させてもらったの。一ヶ月前までとは雰囲気が激変。政治家時代のきつさと激しさが復活していた。これは出馬……二万%! あったら面白いわね(笑)。