結論。前提を諦めて受け入れ、これからの数十年のために決断しよう
さて、ここで考えるべきは「現状は親に支配されることに慣れすぎているメイコさんが、これからどうしたいか」です。
・親や他人に自分の人生を支配される人生
メリット:意思決定のストレスを避けられる、失敗しても他人のせいにできる
デメリット:自分の意思とは異なることをするストレスがたまる、他者のサンドバッグにされる、意思決定するスキルが育たず支配者に依存し続ける、自己肯定感が下がり続ける
・他者の支配から逃れる人生
メリット:自分の思うとおりに意思決定できる、自己肯定感が育つ
デメリット:意思決定するストレスを抱える、責任と痛みを引き受ける
端的に言えば「親のために生きるか、自分のために生きるか」の決断です。どちらを望むかはメイコさんが決めてください。
残念ながら、望みに書いている「親に認めてもらって円満に結婚」はできません。親か婚約者か、どちらかの決断です。「両方とも欲しい!」はできません。前提は変えられないからです。諦めましょう。そして、決断しましょう。
メイコさんは「親に認めてもらって円満に結婚すればうまくいくかも」と思っているのかもしれませんが、そんなものではありません。結婚は生活です。これから何年も何十年も続くものです。「とりあえず親に認めてもらってストレスから逃れたい」という短絡的な思考ではなく「自分の人生をこれから何年、何十年どう過ごしたいか。人に支配されて他責にする人生か、自分で決断して痛みを引き受ける人生か」を選ぶ、とても重要な決断です。
問題を解体したことにより、グロテスクかつ目をそむけたい現実が出てきたと思いますが、「親に認められて円満に結婚」といった実現しない期待など、決断の邪魔になるだけの無駄なものです。現実を見つめ、余計な思考リソースを食うものを削ぎ落とし、これからの数十年のことを考えたうえで決断してください。ぱぷりこでした。