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立ち食いではあまり目撃しない麺の秘密
つゆをひとくち。程よい濃さの返しと鰹出汁の香る上品なタイプである。かき揚げはつゆにひたすとはらはらとほぐれていく。都度揚げだが油切れもよい。そして、そばは太めの生麺茹で上げでコシもなかなかある。うまい麺である。
数年前に三多摩の有名製麺所の生麺に変更したそうだ。それからお店の人気もあがってきたという。大衆立ち食い系ではあまり目撃しない麺である。「もりそば」や「ざるそば」が人気なのもよくわかる。
ウーロンハイを注文――昼からお酒も飲める
「かき揚げそば」を食べていると、ふと、ドリンクメニューとおつまみメニューが目に入った。そこで、「ウーロンハイ」(350円)を頼んでもいいかと聞くと、もちろんOKとのこと。昼からお酒も飲めるそうで、土曜日などは飲み客も多いという。
おつまみメニューでは「上串カツ」(320円)が断然おすすめだというので、追加発注。すると店主は「さっきも言ったけど、うちはいい肉の仕入れルートがあるからね」といって、豚肉のブロックを見せてくれた。その肉をていねいに切り、太い長ネギと交互に串に刺して、小麦粉をまぶし、溶いた玉子にくぐらせ、たくさんのパン粉をまとわせてフライヤーに投入した。