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「オモテに出てはいけないおじさん」二階俊博幹事長を“二階語録”で振り返る

昭和の寝業師の「生態」ウォッチング

2017/07/14
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どうにも止まらない二階語録

 記憶に新しい最新発言はこれ。

「自民・二階氏メディア批判」(東京新聞・7月1日 )

《自民党の二階俊博幹事長は三十日、東京都議選の応援演説で「落とすなら落としてみろ。マスコミの人たちが選挙を左右すると思ったら大間違いだ」とメディアの姿勢を批判した。》

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 この他にも「われわれはお金を払って(新聞を)買ってんだよ。買ってもらっているということを忘れては駄目じゃないか」とも語った。

 そう、われわれはお金を払って買っているので、権力者がこのようにおかしなことを言ってないか、新聞にはちゃんと書いてほしい。それを忘れたら駄目だ。

自民党屋台村イベントでの二階氏(2017年)©三宅史郎/文藝春秋

 それにしても「黙って聞け」、「文句があったら追い出してみろ」、「落とすなら落としてみろ」。止まらない二階語録。

 オモテに出ちゃいけないキャラの人が幹事長になったおかげで恫喝がオモテに流れっぱなし。

 谷垣氏の自転車事故で、たしかに潮目は変わったのである。

「オモテに出てはいけないおじさん」二階俊博幹事長を“二階語録”で振り返る

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