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なぜ球界には喫煙者が多いのか?
チームによって喫煙事情は異なる。主力に喫煙者が多い中日は、ヤクルト戦で神宮球場に遠征してきた際、「みんな外の喫煙所で車座になって吸ってました(笑)」(ヤクルト担当記者)
楽天が東京ドームで試合をしたときは、「記者が喫煙スペースに行くと、必ず石井一久GMがいたものです」(前出・デスク)
西武は数少ない非喫煙者だった秋山翔吾が抜け、辻発彦監督やスタメンのほとんどが喫煙者となった。
「球界に喫煙者が多いのは、インターバルが多く、肺で勝負するスポーツじゃないからと言われてます。何度も盗塁王になった元阪神の赤星憲広さんも喫煙者でしたからね。だけどメジャーリーガーに喫煙者はほとんどいません。日本球界独特の文化なんですよ」
こう語るベテランの阪神番記者によると、甲子園の観客席、記者席が禁煙になった後、江夏豊さんだけはタバコを吸っていたが、誰も注意できなかったとか。そんな“伝説”も過去の話。
ロッテの全面禁煙は、球界の“お口の恋人”にはガムを、という提案なのかも。