ロッテが今季から日本球界初となる“全面禁煙”を導入。全選手、首脳陣、スタッフが対象となり、勤務時間中は球場施設内でタバコが吸えなくなった。
「ロッテは佐々木朗希投手が入ったことで、マスコミ露出が激増している。将来の日本球界の宝を『クリーンな環境で育てます』というイメージ戦略でもありますね」(スポーツ紙デスク)
いまだに喫煙者の多い球界で、最初に禁煙に取り組み始めたのはDeNAだ。
「12年以降の入団選手に禁煙が義務付けられるなど部分的でしたが、『そんなの自由だろ』と球界内では批判的な声が多かった。しかし世間の禁煙化が進み、今回は『時代なのかなぁ』という反応です」(同前)
球界で“禁煙推進派”の急先鋒といえば、巨人の原辰徳監督。昨季は4番候補の岡本和真に禁煙を迫った。
「原さんは超の付くヘビースモーカーだったのに、止めたら急に風紀委員長になった(笑)。もっとも、主力にはなかなか言えないみたいですよ」(ベテラン記者)
槍玉に挙げられた岡本は、「マスコミ側が忖度して彼が禁煙したように報じましたが、いやいや。今のキャンプ中も、囲み取材しようとすると『1本吸ってからでいいですか?』ですから(笑)」(同前)
他の巨人の選手は監督に喫煙現場が見つからぬよう、コソコソしているという。
「坂本勇人は東京ドーム内では吸わず、自分の車の中で吸うとか。二軍監督になった阿部慎之助も以前はパカパカ吸ってましたけど、最近は目につくところでは止めてますね」(同前)