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ザワークラウトで、本格発酵にチャレンジ。

 ドイツの代表的な漬物はザワークラウト。日本では乳酸キャベツという名前で紹介されていますが、これはまさに乳酸菌のかたまり! 作り方は浅漬けよりもワイルドですが、材料も少ないしコツをつかめば簡単です。キャベツを切るのがちょっと大変ですが、これを乗り越えたら少量の塩とキャラウェイシードやクミンなどのスパイスさえあれば、お店で食べるのと同じ、もしくはもっとおいしいザワークラウトが食べられるんですよ~。

 暑い時期なら2、3日で気泡が出て発酵してくるので(冬は1週間くらい)、味見をし、好みの酸味になれば冷蔵庫で保存。1ヶ月はもちます。ソーセージの付け合わせとして一緒に食べるのはもちろん、トーストにスライスチーズをのせた上にのっけて食べると最高です。目玉焼きと一緒に焼いたり、ポトフに入れてもおいしい♪ キャベツだけじゃなく、細く切った人参やピーマンを混ぜてもいいですよ。お酢とはまた違う、乳酸菌の酸味はクセになるかも。さらに、ザワークラウトから出た汁は乳酸菌まみれですので、魚の切り身を漬けて1晩置いてから焼くと、アクが抜けて優しい味の焼き魚になります。乳酸菌ちゃんはやはりすごい!

 
 

キャベツ 1/2個(600g)
塩 10~12g(キャベツの重さの2%)
好みでキャラウェイシードやクミンシードなど

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1)キャベツは3mm~1cm(お好みで)のざく切り。芯の部分も薄く切り、大きめのボウルに入れる。

2)塩(とスパイス)をふりかけ、手でぎゅぎゅっとキャベツの繊維をつぶすような気持ちでまぜる。

泡立ってきました。乳酸菌ありがと~。

3)キャベツから水分がしぼれるくらいに出て、量が半分くらいになったらガラスの広口瓶かジッパー付保存袋にギュウギュウと詰めて入れ、空気を抜きながら口を閉じる。ガラス瓶の場合は空気にふれないように外葉で蓋をしたあと、容器の蓋をする。

4)キャベツが空気に触れないように気を付けながら常温に置き、時々まぜたり、味を確認してみる。3日~1週間くらいして気泡が出てきたら味を確認し、好みの酸味になったら冷蔵庫で保存する。