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2020/02/23

source : 週刊文春デジタル

genre : ニュース, 社会

 午後は証拠調べが行われ、勇一郎被告の携帯電話やノートパソコンから見つかった心愛さんの画像や動画も提出された。その中のひとつで、17年11月4日に自宅脱衣所で「うわーん、うわーん」と大きな声で泣き叫ぶ心愛さんが映った動画を5秒間、裁判員と裁判官に示された。女性裁判員は泣き出してしまい、一時休廷する場面もあった。被告はそれでも、表情を変えることなく、真顔でまっすぐ前を見たままだった。

栗原勇一郎被告の初公判で傍聴券を求めて並ぶ人たち(2月21日、千葉地裁前) ©共同通信社

反省の手紙には「もうしわけありませんでした。おてつだいします」

 心愛さんが書いたとみられる「反省の手紙」も証拠として提出された。「今日はもうしわけありませんでした。これからはおてつだいします。パパとママのいうことをききます」と始まる反省文が、自宅から押収されたという。勇一郎被告が心愛さんに書かせたとみられる。最後には、大きな字で「ほんとうにもうしわけありませんでした。みあ」と殴り書きされていた。

 虐待のほとんどを否定した勇一郎被告は、休憩などで裁判が中断し、入退場するたびに、傍聴人席や裁判官、検察官に深々礼をし、反省しているようなそぶりを見せたが、白々しく映ったことだろう。

 裁判は全11回の予定で、今月26、27日には、勇一郎被告の虐待を一番近くで見ていた心愛さんの母親(33)も出廷し、証言する。母親は昨年、被告の虐待を止めなかったとして、傷害幇助(ほうじょ)罪で有罪判決が確定している。また、被告人質問は3月4~6日の3日間。9日に結審し、19日に判決が言い渡される予定だ。

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