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ケートはケンジントン宮殿で庶民派ディナー

 一方、ケート妃のバレンタイン報道は対照的で、白バラを手渡すウィリアム王子とのツーショット写真が大きく報道された。愛情のシンボルである赤バラのイメージに包まれたメーガンに対し、ケートは清楚な白バラ。王子との白バラのツーショット写真には「ケンブリッジ公爵夫妻(ウィリアムとケート)には、毎日が愛を確かめ合うバレンタイン」と見出しがつき「料理好きなケートは、ケンジントン宮殿内で自ら包丁を握り、一家水入らずのバレンタインディナーを演出するだろう」と記事でも地味なファミリーライフが前面に押し出されている。

ケート妃の庶民派路線は今後もさらに際立つ? ©AFLO

 ハリーがメーガンをケートに正式に紹介したのは2017年1月。前年末からケンジントン宮殿内で同棲を始めたハリーとメーガンは、同じ宮殿内のケートのマンションを訪ねたのだ。ウィリアム王子も同席した。ケートの誕生日の直後だったので、メーガンは彼女に革細工を凝らした洒落た日記帳をプレゼント、ケートを大喜びさせた。ところが、メーガンとケートの対立の炎はこの瞬間に密かに燃え上がったのだった。

メーガンの容赦ない非難にケートが思わず涙ぐんだ

「10代前半に母ダイアナ妃を失ったハリーは、兄嫁のケートを頼もしい実の姉のように慕い、つぎつぎと登場する恋人についてもよく相談していました。勘の鋭いメーガンはこのことにすぐ気づき、ケートに敵愾心を抱いたのでした」(英王室記者)

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 その感情はメーガン自身の結婚式で早くも爆発した。服装についてメーガンは容赦ない非難を浴びせ、ケートが思わず涙ぐむハプニングが起きたのだ。2人の間の亀裂は2019年4月にハリーとメーガンがケンジントン宮殿を離れ、エリザベス女王から贈られた邸宅フログモア・コテージに引っ越し、決定的になった。

 翌月、メーガンが男児アーチーを出産するとメーガン人気は最高潮に達し、ケートの存在はすっかり影が薄くなってしまった。

 今年のバレンタインデーをきっかけに、ウィリアム王子とケート妃の動向が英タブロイド紙ばかりか欧州諸国のマスコミで盛んに伝えられるようになった。