かつて日本の学校のトイレは「男女共用」で誰でも出入り可能だった。そんな無防備な環境下の昭和29年の東京で、小2女児がトイレで暴行・殺害される凄惨な事件が起きる。

 学校の安全対策を根本から変えた惨劇とは。鉄人社の文庫新刊『戦後まもない日本で起きた30の怖い事件』よりお届けする。(全2回の1回目/続きを読む

写真はイメージ ©getty

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学校のトイレはなぜ「男女別々」なのか?

 学校のトイレが男女別々であることは言うまでもない。が、実は昭和20年代後半まで日本の学校のトイレは男女共用で、特に小学校は公衆トイレの役割を担い、誰でも出入り可能だった。

 そんな社会の仕組みを背景に1954年(昭和29年)、東京で惨劇が起きた。