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「意識がなくなっても生かしておくことがヒューマニズムか」倉本聰が語る“尊厳死”という選択

85歳になった今、何を思うのか?

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「やすらぎの郷」が描いた“老いと死のリアル”

 倉本さんのこうした死生観を含め、年齢を重ねれば誰もが直面する「老い」や「死」に正面から向き合い、大きな話題を呼んだのが2017年から放送されたテレビドラマ「やすらぎの郷」だった。倉本聰さんの脚本は世間から忘れられていく老人の寂しさ、遺産相続、認知症、そして死など視聴者の身近にありながら、テレビがあまり描いてこなかったテーマから逃げずに、ユーモアを交えながら「老いと死のリアル」を描いていた。

やすらぎの刻〜人生が豊かになる名言集〜

 現在はその続編となる「やすらぎの刻~道」が放送されている。3月の最終回に向けて物語は盛り上がりを見せる中、番組の公式ムック「やすらぎの刻~人生が豊かになる名言集~」(文春ムック)が刊行された。このムックでは倉本さんをはじめ、出演している俳優たちが「老後のリアル」についてインタビューに答えているが、中でも誰にでも等しく訪れる「死」についての言葉は、読む者の胸に迫る。

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出典:「文藝春秋」3月号

 倉本さんの新たなインタビューに加え、ムックに掲載された石坂浩二さん、浅丘ルリ子さん、加賀まりこさん、笹野高史さんが「自らの死」についても赤裸々に語ったインタビューの一部を紹介した「『やすらぎ』俳優、理想の『死』を語る」は「文藝春秋」3月号、「文藝春秋 電子版」に掲載されている。

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「やすらぎ」俳優、理想の「死」を語る
「意識がなくなっても生かしておくことがヒューマニズムか」倉本聰が語る“尊厳死”という選択

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