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新型コロナで「最初に切り捨てられる……」 着ぐるみキャスト、風俗嬢が思い悩む“明日のお金”

2020/03/16

genre : ライフ, 社会, 娯楽

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「居酒屋もかなり苦しいんですよ」

――フリーランスと同じ状況なんですね。今はどのように生活しているんですか?

町田 実家にいて、近所の居酒屋でアルバイトをしています。本当はその居酒屋も2月いっぱいで辞める予定だったんですけどね。デビューして落ち着いたら職場の近くに住むつもりでしたが、今はデビューすらできていないし、休業期間も延びてしまい何も進んでいません……。

――飲食店も新型コロナの影響を受けていると聞きました。

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町田 そうなんです。居酒屋もかなり苦しいんですよ。政府から「不要不急の外出は控えて」という呼びかけがあったその日に、20件以上の予約がキャンセルになったし、3月の予約は1件も入っていません。通常は店長とバイト1人で営業していたのですが、今は店長ひとりで十分なのでバイトのシフトが削られていますね。

 私は次の職場が決まっているから大丈夫ですが、個人経営のお店はどこもギリギリだと思いますよ。でも、こういう厳しい状況でありがたかったのが、常連さんの存在。みなさん店を心配して毎日のように来店してくれます。普段頼んでいるお酒よりも少し高めの日本酒をオーダーしてくれて助かっています。

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――今後の見通しは立っていますか?

町田 パークの営業は停止していますが、バックヤードは動いています。研修で学んだことを忘れないように、職場での思い出し研修や自宅でショーの振りを自主練したりと、多少の準備はしていますね。ただ、先日「休業期間がさらに延びる」という発表があったので、いったいいつ仕事がはじまるのか、まったくわからないです……。

ダブルパンチを受ける風俗業界

 そして、夜の娯楽も新型コロナのあおりを受けているという。都内の高級風俗店で働いている佐藤ゆりなさん(仮名・24歳)は「年末の繁忙期に比べると、お客さんは半分以下」と肩を落とす。

――新型コロナの流行後、どのような変化がありましたか?

佐藤ゆりなさん(以下、佐藤) 風俗店はざっくり言うと濃厚接触が前提の接客業なので、明らかにお客さんの足が遠のいているのを感じますね。もともと風俗業界は2月が閑散期なうえに、新型コロナの自粛ムードでダブルパンチ。普段の月の売り上げよりも50~60万円くらいは下がると思います。

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