3月20日にAV女優としてデビューする結城るみな(24)。このデビューが、いまSNSを中心に話題を呼んでいる。2月18日にデビューが情報解禁された際、結城が皇族も通う名門校・学習院大学のミスキャンパスコンテストでグランプリを獲得した、元ミス学習院だとネットで“特定”されたからだ。2月24日、結城によるTwitterへの投稿も注目を集めた。

結城るみな本人が「週刊文春デジタル」の取材に応じた

《何故私がAVデビューしたかって…? お前への復讐》

 デビューの理由は元交際相手への復讐であるとツイートしたのだ。この投稿は1.5万リツイート、5.6万いいねを獲得したが、「復讐でAVデビューとはどういうことなのか」「炎上商法なのではないか」など様々な憶測がささやかれた。

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”復讐”ツイート(2020年2月24日 結城るみなTwitterより)

 

「週刊文春デジタル」は“ミス学習院”がなぜAVデビューしたのかについて、結城の学生時代を知る人物や業界関係者に取材。「ミスキャングランプリを獲得した後も暗くてネガティブだった」、「当時所属していた芸能事務所を泣いて退所している」などの証言が出てきたが、デビューに至った確たる理由は判明しなかった。

 そこで結城本人と所属事務所に取材を申し込んだ。すると事務所からの回答は「詳細は公表できない」のみ。しかし回答後しばらくして、事務所関係者から「結城本人を連れて直接話をしに伺ってもいいか」と連絡が入った。その連絡から数時間後の、3月10日21時半頃、ゆったりとした白いブラウスに黒スキニーという出で立ちの結城るみなが編集部に姿を現した――。

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「夜遅くに来てしまってすみません。自分の口からお話しします」

 開口一番、そう口にした結城だったが、出身校や家族について質問をすると「詳しくは申し上げられない」「自分の口からは言えない」を繰り返す。

「大学についても、私の口から何か言うことはできません。とある大学のミスキャンでグランプリを受賞したことは事実ですが、学校側にご迷惑はかけられないですし……。そういうところが少し厳しい学校ではあるので」

取材に答える結城るみな ©文藝春秋

「AVデビューは表現の幅を広げるため」

 笑顔で丁寧に応対するものの、奥歯に物が挟まったような受け答えで、なかなか核心に触れようとはしない。デビューの理由について質問が及ぶと、用意していたかのように、表情を変えずにこう答えるのだった。

「デビューの理由は、もうすぐ25歳になる大人の自分を見て欲しいと思ったからです。これまでミスキャンのおかげで清楚・清純なイメージがついていたので“殻を破りたい”と思って。ずっと役者志望だったので、表現の幅を広げたいという思いもありました」

 結城は2016年4月から杉本彩の所属する芸能プロダクション・オフィス彩で映画・舞台女優を目指していた。ミスキャンに出場したのもオフィス彩のスタッフのアドバイスがあったという。しかし2017年3月に事務所を退所。AVメーカー関係者も「彼女はミス学習院という清楚な肩書きのせいで、自分の望む芸能活動ができなくなったことに息苦しさを感じていたようだ」と、結城のAVデビューの経緯を語っている。