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3色のLEDで換気のタイミングを教えてくれる

 実際に設置して使ってみましょう。といっても難しいことは何もなく、適当な場所に置き、USBケーブルをつなぐだけです。電源を投入すると初期化が実行され、約1~2分経つと値が安定して表示されるようになります。その後は、二酸化炭素濃度が15秒間→室温が5秒間という表示サイクルで、データがリアルタイムに更新されます。

液晶ディスプレイに二酸化炭素濃度(ppm)が表示されます。同時に隣のLEDにも、信号と同じ緑黄赤で状態が表示されます
二酸化炭素濃度のほか、室温についても定期的に通知してくれます

 LEDは、800ppm以下が「緑」、800~1200ppmが「黄」、1200ppm以上が「赤」という3段階で表示されます。LEDがつねに緑を維持するようにしておき、黄色に変わったら換気を行うのが推奨される使い方ですが、あまり換気をしていない環境では、とにかく赤にならないよう心掛けておくだけでも効果はあります。ちなみに基準値を任意の値に変更することも可能です。

800ppm以下は「緑」。この状態が維持されていれば安心です
800~1200ppmが「黄」。換気を考えるタイミングです
1200ppm以上が「赤」。換気が即必要な状態です。もしかすると頭痛も併発しているかも?

PCのディスプレイ周りに設置して……

 接続先はPCのUSBポートはもちろん、アダプタ経由でコンセントに接続しても構いませんし、PCのディスプレイにUSBハブが搭載されていれば、そこから電源を取っても問題ありません。ただし起動のたびに初期化が行われ、そこから1~2分程度は値が安定しませんので、なるべくコンセントにつなぎ、常時給電しつつ使うのがベターでしょう。

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 設置場所は、なるべく値を目視しやすい場所ということで、PCでいうとディスプレイ周りが望ましいでしょう。呼吸をする高さに合わせて設置したほうが実情に即した値が得られますが、直接息がかかると異常に高い値が表示されることがありますので、真正面からややずらし、ディスプレイの隅などに両面テープで固定すると、具合が良いようです。

ディスプレイ上に貼り付けた状態。本体底面の脚部のせいで段差ができるのがややネックです