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キーマンは鈴木大地と牧田和久……こんな時だから楽天の優勝を妄想する

文春野球コラム2020 開幕延期を考える

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俺的なキーマンは、鈴木大地と牧田和久

 という事で開幕延期の今シーズンを勝ち抜くにはどのような選手がキーマンになってくるのか、俺の圧倒的自己理想論を聞いてほしい。

 イーグルスあるあるといえば、夏場にかけてレギュラー組が休んだ場合のあからさまな戦力ダウン。いわゆる選手層の薄さが後半如実にあらわれてくる。コンディションが気になるキャプテン茂木、シーズン中突然スランプに襲われるウィーラー、イーグルスに来ても怪我しそうなロメロ……など今シーズンも不安要素は拭いきれない。しかしその穴をしっかりと埋めてくれる選手が加入した。

 鈴木大地である。もちろんレギュラーとして充分に活躍してくれる事だろうが、有事の時こそ、内野全ポジションとレフトを守る事ができる才能が、大いに発揮されるだろう。打撃に関しても昨シーズンはホームラン15本、打点68はイーグルスで言えば浅村、ブラッシュに次ぐ数字だ。

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 その上、地元の実況アナウンサー情報によると則本昂大、松井裕樹、岸を得意とし、ロッテに移籍した美馬学からは昨シーズン3本塁打している。つまり代表する投手陣の成績にもおおいに関わってくる。打順も1番から9番まで経験している事からも非常に高いレベルで何色にもなれる選手だ。トランプゲームの大富豪で例えればジョーカー、将棋で例えれば飛車が成った竜王、陸上ならば十種競技のチャンピオン、すなわち武井壮。マラソンで例えれば、ロサモタがスタートラインで手首足首をぐるぐると……すなわちパンチ佐藤氏である(パンチ佐藤氏ではない)。

非常に高いレベルで何色にもなれる選手、鈴木大地

 そして投手で言えば3年ぶりの日本球界復帰の牧田和久に注目したい。埼玉西武ライオンズ時代も先発、セットアッパーで活躍、どこで投げようが自分の仕事をしてくれる。オープン戦を見ても少ない球数で完璧に相手を抑え、今年にかける思いがひしひしと伝わってくる。現在先発、中継ぎ共に充実しているが、どのように変わるのかわからない今シーズンは特にどこにでも対応できる牧田投手の存在はありがたい。

 以上の事からも今年のイーグルスは楽しみしかない。絶対優勝するでぇ~。とまぁ全ての球団のファンの皆さんとそんな事を語りあえる日々を心待ちにしている。

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