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「自分は大丈夫だろうという妙な自信があるかも」

「あまりナーバスになりすぎても、なんだか気落ちしてしまって……。せっかく天気もいいし、少人数で外に出るくらいなら大丈夫かな、と思って友人と3人で来ました。平日は時差出勤も在宅勤務もできなくて、仕方なく毎朝満員電車の密閉空間にすし詰め状態で出勤してるのに、休日の花見は自粛しろって言われたら、さすがにイラッとしますよ」(女性・保育士・20代)

「公園は屋外だし、個人的にそれほど気にしていないのが正直なところですね。自分は大丈夫だろうという妙な自信があるかも」(男性・会社員・20代)

 多くの人は例年のような花見会を自粛したものの、ほんの少しでも花見をしたいという気持ちが、“お散歩スタイル”を生み出したようだ。

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シートを広げて桜を楽しむグループ

 立ち花見、歩き花見客よりも数は少ないものの、シートを広げて桜を楽しむグループもちらほら。感染のリスクを上げるといわれる「人の密集」と「近距離の会話」について、彼らはどう考えているのだろうか。

「今日集まったのは全員医療従事者なので、普段から感染に気をつけています。もちろん、自覚症状があったらムリにはやらないですね。食べ物もあまり気にしてないけど、たこ焼きとか、からあげとか一つひとつ分かれているものを選んでます。でも、一緒に食事をするのも、普段誰かとしゃべるのもリスクは同じくらいじゃないかな」(女性・医療従事者・20代)