文春オンライン

「お花見疑惑」の安倍昭恵夫人 “神出鬼没と不特定接触”はやめていただきたい

「私人」ではなく「公人」として対策を

2020/03/31

ずっと緩んでいるのは安倍昭恵さん

 さて3連休で国民はつい緩んでしまったが、ずっと緩んでいるのは安倍昭恵さんである。

 東京都が野外宴会の自粛を求めているなか、「週刊ポスト」3月30日発売号が伝えた「安倍昭恵夫人『森友疑惑渦中』に『桜を見る会』で芸能人とバカ騒ぎ」(第一報は「NEWSポストセブン」3月26日付)が国会でも物議を醸した。

 この件に対するツッコミとして「自分の妻に自粛要請できない首相が国民にできるのか」というものがあるが、私はポイントはそこではないと思う。問題はあくまで昭恵さん個人だ。

ADVERTISEMENT

昭恵夫人 ©︎AP/AFLO

 というのは昭恵さんほど神出鬼没で「いろんな場所にあらわれ、いろんな人と会う」人物はいないように思えるからだ。

 そしてまさにこの行動パターンこそ、万一の時に感染経路を把握できない恐ろしい状況を生む。1人で極端に多くの人に感染させるスーパースプレッダーとなってしまう恐怖も考えなければいけない。

©︎JMPA

 なのでこの件だけは昭恵さんを「私人」ではなく「公人」として対策を練ってほしいのである。今回のウイルスの拡散の速さは地球規模で移動するグローバル化の証拠という。なら、同じくらい移動や接触が激しいグローバル昭恵の水際対策も万全にすべきだ。

即位礼正殿の儀に参列した昭恵夫人の「ミニドレス」は話題を呼んだ ©︎JMPA