任天堂のニンテンドースイッチ用ゲーム「あつまれ どうぶつの森」が人気爆発中です。ツイッターなどSNSでは、同作についての書き込みが絶えません。無料のスマホゲームも充実する中で、有料の同作に熱中するのはなぜでしょう。
「自分だけの箱庭世界」が完成されていく
「どうぶつの森」シリーズは、言葉を話す「どうぶつ」が暮らす場所で、釣りや虫とりなど“スローライフ”を楽しむゲームです。未プレーの方からは「そんなゲームの何が楽しいのか?」というツッコミが来るわけですが、それは仕方のない話です。同作に熱中する知人(女性プレーヤー)らに同作の魅力を聞くと判を押したように「何だろうね?」と首をかしげます。
ですが「百聞は一見(ワンプレー)にしかず」です。序盤から無駄がないなどゲームの完成度が極めて高い上、かつキャラクターも抱きしめたくなるほどキュートなのですから。そしてゲーム内で刻々と変化があり、自分だけの箱庭世界が完成されていきます。ここに、他のゲームにない高揚感を覚えるのです。
最新作「あつまれ どうぶつの森」は、プレーヤーが手つかずの自然が残る無人島に移住し、自身でさまざまな道具を作り出し、島を発展させていきます。合わせて、島を訪れる仲間と交流する……という内容になります。
自由度が高いからこそ「先へ先へ」と進めたくなる
まず島ですが、季節の流れや採取できるものが異なる「北半球」と「南半球」のどちらか一つが選べます。無人島らしく、(小さい)テント暮らしからスタートし、すぐローンを組んで自宅を建てることになります。なおローンは同作につきものの“風物詩”で、ファンの間でネタになります。……とはいえ、無利子&無期限&無催促なので、実質ローンでない気がします(笑)。
そして、虫とりに魚釣り、花の世話、化石掘り、アイテム作りなど、できることがどんどん増えて自由度が高まります。もちろん、全部をやる必要はなく、自分が好きなことを好きなペースでやればいいのですが、どうしても「先へ先へ」と進めたくなるのです。