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その後、ANAホールディングスの見解についても明らかになった。防護服ではなく医療用ガウンについて、政府からの相談を受け、縫製支援を申し出たという。概要は以下の通りだ(NHK NEWS WEB4月10日)。
・不足が懸念されている医療用ガウンについて、ANAグループは政府からの相談を受けて、航空便の運休などの影響で業務量が減っている社員を中心にメーカーの縫製業務の支援を申し出た。
・今後、専門的な技能がなくても請け負える業務があるかメーカー側と調整したい。
・職種を問わず、グループ全体で貢献していきたい。
職員たちは、どのような思いで事態の推移を見守っているのか。ANAのCA、田村真美さん(仮名・29歳)に話を聞いた。
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ANAのCAが告白「縫えるわけない」
――4月9日現在、今回の騒動に関連して、会社側からなにか連絡はありましたか?
田村真美さん(以下、田村) 今のところ会社からは何の連絡もありません。でも、一部のCAを休業させることが決まった3月頃から「休んでいるCAは防護服を作ることになるらしい」という噂がけっこう広まっていました。当時は「なんで防護服? 縫えるわけない」と同僚と話していたんですけど。