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「プランB」の構築を進めている
以降も大阪では3月13日に、感染者の症状などに応じて入院先を振り分ける司令塔組織「入院フォローアップセンター」を立ち上げるなど、「先手先手の対応」を取ってきた。ただ、これらは既存の医療資源を有効に使う、いわば「プランA」の対策だ。
しかし、プランAで対応しきれなくなる可能性もあり得る情勢になってきた。
「オーバーシュートが起きた時は、我々の想像をはるかに超える数の感染者が一気に押し寄せてくることになる。その際には、重症者を一人でも多く救うための『プランB』で対応しなければなりません。その『プランB』の構築を今、医療の担当部局と危機管理の担当部局と相談しながら進めています」
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オーバーシュートに備えた「プランB」とはいかなるものか。その答えも含めた吉村氏のインタビュー「大阪府知事『医療崩壊も想定内だ』」は、「文藝春秋」5月号ならびに「文藝春秋 電子版」に掲載。法律を超えてまで兵庫県との往来自粛を要請した経緯、政府の対応にもどかしさを感じる場面、大きな影響を受けた橋下徹元大阪府知事との出会いなどについても8ページにわたって語っている。
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