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《令和流のなさりようは?》新時代の皇室にも立ちはだかった「国難」

2020/04/21
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雅子さまの「V字回復」で環境は激変

 別の宮内庁関係者がこんな話をする。

「誕生日会見で天皇陛下がおっしゃった『責務』について、今いちばん深くお考えなのは、天皇陛下ご自身なのだと思います。天皇陛下は皇太子時代、“お世継ぎ”を産まねばならないというプレッシャーに悩まされ続けて病気になられた皇后陛下を庇い、ご夫妻で長年にわたってバッシングを受けてこられました。

 しかし、ご即位後の天皇・皇后両陛下を取り巻く環境は、皇后陛下の『V字回復』に伴って激変している。それだけに、両陛下に対する国民の期待値は相当上がっています」

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2月23日、天皇陛下の誕生日に皇居へ入られる雅子さま ©時事通信社

 この国難に、天皇陛下がどう臨まれるのか。平成流とはまた違う、令和流がどんな皇室像を追求されるのか。令和皇室が軌道に乗るかどうか、その分水嶺になるかもしれない。

天皇陛下の60歳の誕生日を祝う「茶会の儀」に臨まれる天皇、皇后両陛下と秋篠宮ご夫妻 皇居・宮殿「春秋の間」 ©︎時事通信社
《令和流のなさりようは?》新時代の皇室にも立ちはだかった「国難」

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