アップルは4月24日にiPhone SEを発売する。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクは5月11日発売を予定している。
筆者は発売前のiPhone SEをアップルから貸与を受け、数日間、使用している。
初代iPhone SEは2016年3月に発売され、大人気を博した。なぜなら、コストパフォーマンスがよく、4インチというコンパクトなサイズであり、携帯性に優れていたからだ。近年、スマホの画面は大型化の一途を辿る中、「小さくて使いやすい」として、iPhone SEをこよなく愛するユーザーが多かったのだ。
また、日本市場ではワイモバイルやUQモバイルといった格安スマホが扱ったこともあり「初めてのスマホがiPhone SE」という人も多い。
今回のiPhone SEは4.7インチで、初代iPhone SEから大型化されている。
というよりも、画面サイズやデザイン、形状などは、2017年9月に発売されたiPhone 8と全く一緒だ。実際にiPhone 8や同じデザインのiPhone 7のケースを、今回、発売となるiPhone SEにはめてみたが、見事にぴったりとハマってしまった。
見た目は、iPhone8と一緒であり、目新しさに欠けるのだ。
「コロナ」時代にぴったり?
ただ、注目しておきたいのが、画面下のホームボタン並びに指紋認証機能である「Touch ID」だ。
ここ最近のiPhoneは、前面カメラを使った顔認証機能「Face ID」を搭載している。自分の顔を登録しておくことで、iPhoneを使いたいときに画面を見れば、すぐにロックが解除され、何もせずともiPhoneを使い始められるというのがメリットだった。
しかし、ここ最近、そのFace IDが面倒なことになっている。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、普段からマスクを装着していると、そのマスクによって、Face IDが全く反応してくれないのだ。
Face IDを反応させるためにマスクをちょこんとずらして顔を認識させればいいのだが、iPhoneを使うたびにマスクをずらすのはかなり面倒。しかも、感染拡大防止の意味が無くなってくる。