フリマアプリの運営側に見られないよう販売時間を限定
そのマイル旅行券を、Twitterやフリマサイトでも売るという。
「Twitterで『マイル旅行券を販売します』と拡散すると、意外と欲しいという方がたくさんいます。大体100枚単位で売っているのですが、100枚1000円とかですかね。あとはTwitterだと詐欺などを心配される方が多いので、メルカリやラクマなどのフリマサイトでも販売しています。まだあまり知られていないですが、売れていますよ」(A氏)
しかしメルカリでは、〈ゲームアカウント等の電子データは、取引後に該当アカウントが利用できなくなる等のトラブルに繋がるおそれがあるため、メルカリでの出品を禁止しています。違反を確認した場合は取引キャンセル・商品削除・利用制限となる場合があります〉と利用ガイドに記載されている。禁止商品の中に詳細に「ゲーム内通貨やアイテム」と明確に記載もある。ラクマでも同様に禁止されている。
「もちろんメルカリが禁止していることは知っています。ですから運営に見られないように販売する時間を限定しているのです。深夜の0時から朝の6時限定で出品し、その後、削除したりなど対策を立てています。またTwitterで購入者を募り、そのままメルカリ、ラクマに誘導し、違う名目で出品したものを購入してもらうなどですね。そうすれば意外とサイト運営側の目は盗める。短時間でバーッと売れますよ」(同前)
「今まで合計40万円以上は売り上げている」
別の転売ヤー・B氏もマイル旅行券を集め販売しているという。B氏も同様の手法で稼いでいた。
「僕は、もうここ2、3週間くらいはSwitchの時間を操作し、ずっとカブ価613ベルをキープしています。さらに、Twitterで募集するとどんな時間でも僕の島に来たい人が殺到する。外国人とか多いですね。24時間オンライン繋ぎっぱなしで、1日で1000枚以上のマイル旅行券を集めた時もあります。これを溜め込んで一気に売り捌く。Twitterなどで募りながら、ラクマで販売しています。
最近は値段が少し下がり100枚500円ほどですが、以前は100枚1000円ほどで売れていた時期もありました。これを朝まで販売すると多いときは4000枚以上も売れる日があります。3、4時間で3万円ほど売り上げたこともある。今まで合計40万円以上は売り上げていると思いますよ。
買い手は様々ですね。Twitterで見ると、ドハマりしているような大学生やOL、たまに高校生も買ってくれていますね。子供向けのゲームではありますが、アイテムを買うのは大学生以上がほとんどかな」(B氏)