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「マスクやウーバーイーツより『あつ森』で40万円」転売ヤーにゲームアイテム取引のウラ技を直撃

genre : ライフ, 社会, 娯楽

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「ウーバーより短時間で数倍稼げる」

 B氏にとっては「割の良いアルバイト感覚」だと話す。

「自分自身、楽しんでプレイしていたのですが、途中から飽きてしまって。今はもうお金を稼ぐというイメージでやっていますね。特に犯罪をおかしているわけでもないし、需要があるから売っている。携帯ゲームでいう課金ですよ。アイテムを集めるなど面倒な作業を課金でどうにかしたいと考える人が多い。

 しかし、“実働”ということでいうと、何か他のことをしながら、たまにどうぶつの森を操作するくらいなので、実際にはほとんど手間はかかりません。売るときは通信して買い手の島に行くので少し手間ですが。

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任天堂のゲームソフト「あつまれ どうぶつの森」。[任天堂提供] ©時事通信社
世界中で大ヒットしている「あつ森」 ©時事通信社

 それでもコロナでバイトも外出もできない今、かなり良い稼ぎだと思いますよ。コロナで仕事やバイトがなくなり、ウーバーイーツのデリバリーバイトをする人が増えている。僕もそれを考えました。しかし、ウーバーより短時間で数倍稼げるのでこっちの方が割がいいなと思っています」

 A氏もB氏も、「規制強化でマスクがネットで転売できなくなりましたが、しばらくはこれで行けますね」と笑顔を見せていた。

「マスクやウーバーイーツより『あつ森』で40万円」転売ヤーにゲームアイテム取引のウラ技を直撃

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