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批判派の主張も過激化して“謎展開”に……

★岡村批判派の主張(1)「岡村さんのためにフェミニズムや女性の貧困を学ぶ番組を作って彼および彼のファンを教育しよう」

 岡村批判がツイッターで熱を帯びるに従い、批判派の主張も徐々に過激に。一つはまず「岡村隆史降板を求める署名運動」。これがなぜか当のオールナイトニッポンではなく発言とは無関係のNHK『チコちゃんに叱られる』の降板と当番組での謝罪を求めるという謎展開。これには擁護派のみならず、批判派からも「やりすぎだ」の声が多く上がっていました。降板運動はやがて「岡村さんを起用して、フェミニズムを学べる番組を放送して」という「岡村教育」へと進化。「彼を見世物にするのは間違ってる」「自分たちの意見を押し付けたいだけ」とこちらも賛否両論を巻き起こしております。

「わからない人に教える」というのは一見とても正しく、建設的なことですが、こういうアクションがかえって「彼ら」と「女性」の溝を大きくしてしまう例をいくつも見てきただけに「なぜ常に女性側が歩み寄り、聞く耳を持たない人たちに一から説明して傷つかなければならないのか」というやるせなさと「教育する」という言葉の威圧感に、ちょっと怯んでしまうのも事実。なんていうかアレ思い出しますよね。『夫は犬だと思えばいい』という本が話題になった時、「犬じゃないよな、人間と結婚したよな」と覚えた絶望感にも近いのかもしれないです。

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オールナイトニッポンには矢部浩之さん(左)も登場し相方を“公開説教”

 岡村さんが何を思おうが、岡村さんが何を楽しみに待とうが、岡村さんが風俗へ行こうが行くまいが、それは誰にもおかされてはならない彼自身の「自由」であることをまずは明確にしないといけないと思います。ここに踏み込んで、彼自身の何かを「変えよう」「変えられる」とする自分の正義は一度疑わなければならないと思うのです。私は自信ないです。こんなこと書いてて何ですけど、自分が果たして正しいことを言えているのか、誰かを傷つけてはいないか、自信ありません。