昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

潔癖すぎる妻への対処法

 新型コロナウイルスという感染症に対する不安から、「手を洗え」「除菌しろ」「友達と話すな」などと神経質になってしまった結果、イライラしている人もいると思います。

 手指の消毒は感染予防の観点からとても大切なことですが、「家の鍵を閉めたかどうか、いつも不安になって仕方ない」といった過剰に心配してしまう状態の人も多いでしょう。

 どうすれば過剰な不安を取り除けるのでしょうか。こうした心配を含む不安障害の治療では、心配している対象にばかり焦点を当てるかわりに、別のことに集中を切り替えることが取り組まれています。人間の集中力には限りがありますから、コロナにばかり目がいくときは、あえて他のものに集中を向けてみることで、注意を分散させることができるのです。たとえば、ゆっくりお茶を入れて、「この器はこうしてゆっくり手に持ってみるとこんな重さなんだなあ。手に持ったときにはじんわり温かいんだなあ。口に入れる直前にはこんな香りがするのかあ」と、自分の身体の感覚にゆっくりと意識を向けてみる。ときには、その感想の一つ一つを紙に書き出してもいいでしょう。

ゆっくりお茶を味わって感想を書き出すことが、「潔癖症」に陥った意識を休めることにつながる(写真はイメージ) ©iStock.com

 そうすることで「マインドフルネス」ともいわれる状態を作り出し、意識を切り替えさせて、コロナへの過度な集中をゆるめるのです。

 筋トレやストレッチでも構いません。自分の身体の感覚だけに集中する時間を作ることで、脳内を独占してイライラを生み出している「心配の種」を小さくすることが出来ます。

ウツウツとする夫には…

 では、鬱々としている夫についてはどのように対処すれば良いのでしょうか。