東日本大震災で感じたSMAPの“偉大さ”
「ジャニーズはこれまでも震災時の支援活動などに熱心でした。特に2011年3月11日に起きた東日本大震災後の活動には目覚ましいものがあった。東京も混乱しましたが、早速4月1日からジャニーズの全タレントが代々木第一体育館に集まり、3日間、募金活動をしました。活動は『Marching J』と名付けられ、その後1年間にわたりジャニーズのイベントで募金箱を置いたり、ほかにもチャリティーイベントやチャリティーグッズの販売をしたりして8億2000万円以上を集めています」(女性誌記者)
震災からちょうど1年後の2012年3月11日にも、災害支援のために東京ドームにジャニーズタレントが集結している。
「東山紀之から当時の末っ子・Sexy Zoneまで揃って参加しましたが、なにより盛り上がったのはやはりSMAPの登場でした。SMAPの出番は夜だったのですが、登場した瞬間のファンの歓声の大きさったらなかった。あの日は嵐が仕事のためビデオメッセージでの参加になったのですが、その不在を感じさせなかった。やはり国民的アイドルグループSMAPの存在は偉大だなとつくづく感じました」(同前)
当日は17万数千人ものファンが、12時間にもわたり募金の列に並んだ。なかには母娘と2代にわたり連れ添って参加するジャニーズファンの姿も多く、その日だけでもさらに1億円近くの募金が集まったという。
飯島三智氏に内々に“ご機嫌伺い”
「あの時と比べてしまうと、コロナ支援では“目玉”の喪失が否めない。今回のユニットの筆頭は1995年にCDデビューしたV6、末っ子は今年CDデビューのSnow ManとSixTONES。世代交代はもちろん必要ですが、財力のある“親世代”にとっては物足りないメンツです。少年隊、TOKIO、そしてなによりSMAPのいない喪失感がひときわ際立っています」(同前)
そこで浮かび上がっているのが、「SMAP再結集待望論」だ。SMAPは2016年末に解散した後、2017年に稲垣吾郎(46)、香取慎吾(43)、草彅剛(45)の3名は「新しい地図」として活動開始。今年4月からは中居正広(47)がジャニーズから独立し個人事務所で活動を始めた。
「ジャニーズに残っているのは木村拓哉(47)だけ。次女Kōki,と長女Cocomiがデビューしてからは、SNSで工藤静香や娘たちとの“家族関係”を前面に押し出した。最近ではInstagramの公式アカウントもはじめました。自宅で撮影した手洗い動画や、医療従事者のメッセージを紹介する動画などもアップし、新型コロナへの意識も高い。
だからいっそこの機会に『新しい地図』の3人と共演をしてくれないものかという声が出てきている。実際、ジャニーズのとある幹部は『地図』を率いる飯島三智氏に内々に“ご機嫌伺い”をしたそうです」(業界関係者)