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雅子さま「仕事モード」の色違いスーツ
5月11日、雅子さまは皇居内の紅葉山御養蚕所で「御養蚕始(ごようさんはじめ)の儀」に初めて臨まれた。明治以降、歴代の皇后に継承されてきた伝統行事で、雅子さまも受け継がれた。雅子さまはマスクを着用され、運転席と後部座席の間にはアクリル板のような仕切りが設置されていた。
雅子さまは落ち着いた光沢のあるアイボリーのスーツをお召しになっていて、洗練された都会的な印象を与える装いだった。この日のスーツは、いくつかカラーバリエーションをお持ちのようで、似たようなデザインのものを公務の場でもお召しになっている。ジャケットの襟などに施された縁取りがポイントだ。雅子さまが「仕事モード」で臨まれる際に、お召しになるのかもしれない。近頃は、行事の性質や雅子さまのお役目を考えられてお召し物を選ばれるように拝察している。
ご養蚕の作業は、今後約2カ月間に及ぶ。雅子さまはご給桑にも臨まれ、皇居へアルファードで向かわれた。窓を開けて手を振られ、笑顔を拝見することができた。長期療養中の雅子さまが皇后としての務めを果たされようとする思いが伝わってくる。
両陛下の長女・愛子さま(18)は、学習院大学文学部日本語日本文学科に進学され、オンラインによる遠隔形式の授業に臨まれている。語学は、英語とスペイン語を選ばれたという。