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 注目すべきは、3本とも雰囲気が異なるという点だ。『オールナイトニッポン』では暴走気味だが、『Tresen』ではあくまでも植松との掛け合いで勝負している。『Tresen』もバラエティ番組ではあるが、自分だけ目立つなどということはせず、植松とのトークのバランスを大事にしている。『DIG GIG TOKYO!』でも、ウイカは自身の話を少なめにしていて、あくまでも出演したアーティストを立てる役に徹している。

 つまり、彼女はそれぞれの番組で、求められている人を演じ分けている。自分をアピールするのが目的ではなく、自分の役を演じることを目的としているのだ。

【Twitter】安田顕の“降臨”についてツイートしたファーストサマーウイカ

“ファーストヒョウイウイカ”の実力

 ちょうど『Tresen』では「ファーストヒョウイウイカ」というコーナーがある。これはリスナーの相談に対して「伝説の女性パティシエ」「モチベーションが高い人」などのさまざまな人に憑依して答えるという、なかなかハードルの高い企画だ。この大喜利的な企画に対して、ウイカは大喜利名人を演じるがごとく笑いを生み出している。

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 実は、ウイカはもともと「大人計画」に影響を受け、役者を志していたという経歴がある。その土台が、ラジオでの「快演」に繋がっているのかもしれない。

 一方で、『オールナイトニッポン』でのウイカの役は、“何でもあけすけに話す京橋のラジオの女“だ。特技「洋ポルノと和ポルノの違いものまね」を披露したところからして、立派に大役を果たしている。