1ページ目から読む
3/3ページ目

「ジャニーさんのお眼鏡に適ったエリートコースのデビュー組と比べて、報われずに売れ残ったJr.たちが、Snow Manなのです。デビュー時のメンバーの平均年齢は24.7歳。ジャニーズのデビューとしてはあり得ない遅さです。

 ジャニーさんはSnow Manに対して『ユーたちは売れないよ』とはっきり言っていた。テレビの仕事は回ってこず、“舞台班”として扱われることが多かったのです。その結果、滝沢歌舞伎に出演し続けることになったのです」(前出・ジャニーズ事務所関係者)

「滝沢歌舞伎ZERO」のポスター

 2006年の滝沢演舞城の際、まだSnow Manは結成されていなかった。現在のメンバーである深澤は、Hey! Say! JUMPの前身ともいえるユニットJ.J.Expressのメンバーとして、中島裕翔(26)や伊野尾慧(29)らと共に出演していた。しかし2007年、中島や伊野尾がHey! Say! JUMPとしてデビューしたとき、深澤はその中には入れなかった。

ADVERTISEMENT

「深澤は2012年にSnow Manを結成してからは、滝沢歌舞伎に出演し続け、『滝沢歌舞伎はSnow Manに支えられている』と滝沢さんは事あるごとに話していました」(同前)

 特に深澤、佐久間は滝沢とはプライベートでも仲が良いという。

「深澤さんや佐久間さんはプライベートでも食事に行ったりするようです。深澤さんは滝沢さんの付け人だと間違われるほどにべったりで、滝沢さんの楽屋に行っては身の回りの世話もしていました。家にも何度か行ったこともあると聞きました。Snow Manは滝沢さんを崇拝しています。滝沢さんに何があってもついていくという雰囲気で、狂信的とも言える師弟関係ですね」(同前)

滝沢氏を崇拝しているという佐久間(Johnnys-netより)

AKBメンバーとの熱愛スクープにも……

 滝沢は自身がタレントの頃から事務所内である程度の力を持っていた。というのも、故ジャニー氏のいちばんのお気に入りで、1人息子のような扱いだったからだ。

「深澤さんが『週刊文春』にSNH48のメンバーだった宮澤佐江さんとの熱愛が報じられた時も(2013年8月15日・22日夏の特大号「スクープ撮 AKBグループ宮澤佐江に熱愛発覚! お相手はジャニーズの新星」)、深澤さんは事務所スタッフに呼ばれたものの、注意を受けただけだった。

 当時のジャニーズ事務所がそこまで厳しくなかったこともありますが、兄貴分である滝沢さんが色々と指導し、面倒を見るだろうという目論見が事務所側にあったのだと思います。滝沢さんは他のJr.が悩んでいると言うと『飯行くか』と連れていくことも多々ありました。現在は、今までの優しい滝沢さんだけではダメだという思いもあるようで、厳格化している部分もあるようです」(同前)

 稀代のエンターテイナーと呼ばれた故ジャニー喜多川氏が、その才能を認めていた手越は組織のルールを逸脱し、ジャニーズを去る可能性もあるという。一方で、後継者・滝沢氏の新組織のために“ぞうきん掛け”を厭わず成り上がったSnow Manは、副社長肝煎りの映画に主演。そうして完成した映画作品の出来映えに注目したい。