志らくの“後追い”は「やるなよ」
「今回の報道には多くの業界人が手を叩いて喜んでいます! 彼にはこれまでさんざん煮え湯を飲まされてきた。大澤さんは“剛腕”と言われていますが、とにかくパワハラ体質でした。別の会社であろうが、どんなときでも上から目線の命令口調。
例えば、立川志らく(※同社所属)の妻の不倫記事では、後追いの記事を書こうとすると、『やるなよ』と命令口調でメッセージが来た。ワタナベエンタとの関係上、従うしかありませんでした。
今回の件もワタナベエンタということでテレビはスルー
所属タレントに関する記事が出ると、宣伝になりそうな記事の場合は『何でこんなに小さいんだ』と文句を言ってくるし、気にいらないネット記事には『落とせ』と圧力をかけてくる。電話を極端に嫌い、LINEでやりとりしないといけなくて、電話をかけた記者は怒られる。上司にまでクレームを言われた記者もいました。
他にも六本木のキャバクラで飲むときは、帯のついた札束を落とし、それをボーイに拾わせて会計したり……彼についての愚痴を言い始めたら記者たちは止まらないと思います(笑)。
ただ、今回の件もワタナベエンタということで、テレビはもちろん、新聞もほぼ触れていません。『やらないよね?』とさぐりの連絡は来ています。まぁ今後のお付き合いも大事なので……。
大澤さんがあそこまで横柄だったのは、ミキ社長のバックアップがあったからなのは間違いない。“虎の威を借る狐”ですよ。ミキ社長は“汚れ仕事”を彼に一任していた。それで彼はやりたい放題だったのです。広報担当は急遽、大澤さんから別の幹部と担当者へ引き継がれています」(芸能担当記者)
大澤氏のセクハラ問題を受け、ワタナベエンターテインメントはすばやい対応を見せた。だが一方で、またもや発覚した芸能プロ幹部による所属タレントへの深刻なセクハラ問題を、テレビ各局は完全に無視し沈黙するばかりだ。大手芸能プロとテレビ各局との癒着関係がここにも見てとれる。いつまでテレビ業界は悪しき因習を引き摺るのだろうか。
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